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障がい者は死ぬことが親孝行…と言われた時代【前編】

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新たな仲間!そして一触即発【前編】

この記事はまだこちらの公式HPを立ち上げる前。当時会長だった森下が個人HPに掲載したものを再編集した内容となっております。ご了承下さい。

昨日5月13日の日曜日は3か月に1度のきょうだい児・定例会でした。
今回は次女を連れての参加となりましたが…
最初は人見知りモード発動で大人しかったんですけどね、段々と馴れて来て最終的にうるさかったと思います。
色々とご迷惑をおかけしましてすみませんでした(;´▽`
さて、今回はなんと前回に引き続き更に新たな仲間の登場です。
大学院生…更に増える!
いやぁ、この年になってそんな高学歴の方とお会いする機会が増えるとは思ってもみませんでした。
人生とはホント分からんものですね!
控えめな感じの女の子。

前回仲間に加わった院生の方の友達のようです。

その方も含めて今回はきょうだい児や障がいに関わる方が総勢6名。
ここ最近人が増えてきています、嬉しいなぁ。

 

そうそう、今回は前々から参加されている障がいのお子さんを持ち、かなり精力的に活動をされているお母さんも来られたんですよね。
このブログのFacebookページにも度々コメントをくれている方なのですが…

 

実は僕、前回のきょうだい児記事でちょっと…いやかなり怒り気味に文章を書いているんです。

とあることでブチ切れてしまいましてね…

 

その話をこちらにも聞いてほしかったのですが…時間が足りなくて中途半端に終わってしまいました。
いや~最早定例会の2時間だけじゃちょっと時間があっという間過ぎるかも。

 

簡単な自己紹介をして各自最近の経過を発表。僕は最近全然話題がないので聞きに徹します。

こういった話を聞ける機会も中々ないので非常に新鮮です。

 

そして先程の女の子のお話になったのですが…

 

この子は早くにきょうだいの方を亡くされていました。

 

それが恐らく10数年前。
その時、彼女や家族が周りから言われた言葉というのが

 

障がい者は死ぬことが親孝行。

一般の方からするとこの言葉ってどうなんでしょう。

僕たちは…少なくとも僕は『あぁ~、そういう時代だよね』です。
他の方も同じような反応だったので、障がいのある方に近しい人は割と同じ反応になるのかもしれません。

 

それこそ過去記事にも書いていますが、今の一定の時代の若者は義務教育内である程度障がいに関する学習をしています。

つまり、世間一般的に差別をすることは良くないと心の中では理解できている。
…それがどこまで行動に伴えているかは別ですよ?

 

これまた過去記事にも書いていますが、僕も小学生・中学生時代は無関係の大人や上級生から結構な言葉を言われています。

そんな中…僕も大人になり福祉の仕事に携わることで差別の少ない世界を知ることが出来、過去の自分をさらけ出すことが出来るようになったのもここ5・6年のこと。

申し訳ないけど、やはり差別意識はまだまだ根強く色々なところに残っていると考えています。

 

ところが、僕たちよりも更に上の世代。
ざっくり団塊の世代前後からはこのような教育は殆どなかったと聞いています。

当時は障がい者への差別がいけないことだと一般的に浸透していない時代。
ということは…

その時代に障がい者への人権なんか皆無…とまではいかなくともかなり低い水準になっていたのです。

 

それを僕たちは肌で感じて覚えてしまっている。
それで上記のような反応になってしまうんです。

時代だからしかたがない、のかもしれない。
擁護派が少なかったのは間違いなかったですからね。
日本人は極めて多数決に流されやすい傾向にあるらしいですから。

まぁ差別を受けた方は『時代だから仕方がなかった』なんて中々思えませんけどね。

義務教育で障がい者への授業が始まり、昔に比べて擁護と差別のバランスも少しづつ変わってきました。
そんな今この時に当事者の親やきょうだいが出来ること、しなければいけないこと。

それが僕たちのきょうだい児の会の活動の今後に関わってくるのだと思います。

 

つづく。

続きはこちらです。

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