愛情を欲する女の子は、地面に母親の絵を描きそこに眠った
8月5日日曜日は3ヶ月に1度のきょうだい児・定例会でした。
今回は内容盛り沢山。
通常話し合いは2時間で行うのですが、全く足りなくて30分延ばした上で切り上げるという事態に。
どうにも今年度に入ってから会がかなり活性化してますからねぇ。
するべき内容がてんこ盛りです。
…今までにない嬉しい悲鳴ですね!
とある国の障がい者への風当たり
さて、定例会ではまずそれぞれメンバーのこの3か月間の出来事のお話をします。
メンバーのきょうだい児としての進捗・当人との出来事・世間でのきょうだいとしての活動など自由なフリートークの時間です。
僕も含めて今現在は特に大きな動きがない方もいますけどね。
んで…
今回聞いていて気になったのが、外国のお話。
これは5月の定例会で新たに仲間になった大学院生の女の子からのお話でした。
9月に学生仲間とベトナムに旅行に行くみたいなんですよね。
確か10数人で行くと言っていたかな?
そこでは勿論観光もするんだけども、ちょっとしたボランティア活動もするらしくて…
ベトナムでは未だ障がい者は世間から隠す風習があるらしいです。
勿論地域差もあるとは思いますが、外に出さず建物の中にこもって生活をしているんですね。
…これってちょっと前の日本と同じ。
少なくとも僕の子どもの頃はまだまだそのような感じでしたね、日本は。
うちの母親は僕が小学生低学年の頃の運動会の時によその知らないおっさんから『そんなのを外に連れ出すな』と言われていましたからね。
今から25年くらい前の事かな?
時代ですよね、今なら少なくともこのおっさんは多少は批判の対象になるはず…多分。
で。
ベトナムの話に戻りますが、身寄りもなく障がいのある子どもがとにかく沢山いるらしいのです。
聞いた話と少しだけ調べたのでその内容をまとめて書くと…
・総人口約7971万人に対し、その6%の約500万人の方々が何かしら障がいをもっている
・そしてその多くが外に出ることなく塞ぎ込まれ、しかも愛情に飢えて泣いている子もいるとの事
今回、この大学院生さんはそういう子たちが住む孤児院に立ち寄り、そこでボランティア活動をするとのことでした。
この孤児院ではとにかくスタッフの数が足りないみたいなんですよね。
それで愛情が足りていない障がいをもった子どもが沢山いるので、とにかく抱っこをしたり優しく接してあげて欲しいとお願いされたそうです。
容易に想像できる内容ではないし、それに対して安直に感情を記すことが正しいのか分かりませんが…
僕が子どもの頃の自身の経験を当てはめながら考えても、想像を絶する光景です。
親もなく・世間から隔離され・身体には何かしらの障がいがあり日常生活がままならない。
中には愛情が足りず、そしてお母さんからの愛を求める故に地面に母親の絵を描いてその中で眠る女の子も。
…お母さんの顔は分からないから空想で描く。
その中で眠るとまるで抱きしめてもらっているかのよう。
本当は甘えたい、抱きしめて欲しい、でも実際にはいないから、これがその子に出来る精いっぱいの幸せ。
この記事を書きながら色々と考えて少し泣いてしまいました。
前回の記事にて僕の出来る事・したい事・きょうだい児としての役割を書きましたが、こうやって視野を拡げて大きなスケールで物事を見てみると本当に何をすれば良いのか分からなくなってしまいますね。
また次回の定例会で大学院生さんからお話を聞いてみよう。
何か今後の僕自身のすべきことを見つけるヒントがそこにはあるのかもしれません。
きょうだい会のこれから
とはいえ、今はとにかく僕たちの出来ることを精いっぱいすることが第一です。
定例会の前半では上記のようなお話を色々としましたが、後半はしなければいけないお品書きがドドンと現れました。
その内容とは…
・会長の決定
・きょうだい会の正式名称決定
・配布用のパンフレット作成
・パンフレットの配布時期から逆算して締め切りやら何やらを決定…
ちょw
KさんNさん後半に詰め込み過ぎwww
こんなの小1時間で決まる内容じゃないと思うんだけどw
とかそんな事を言ってはいられませんので、決められることからドンドンと勢いで決定することにしました。
まず手っ取り早く決める事…会長、か。
…。
…。
はい、僕会長になりました(“゚д゚)
福岡・京築きょうだい児の会に参加して来ました!
今回も次女が大変お騒がせしました( ̄▽ ̄;)
…あと、なんか会長になっちゃった。
次回は緊急で9月30日開催!#きょうだい児 #福岡 #障がい者のきょうだい pic.twitter.com/tanMw0Comw— もりりんパパ連載中@MZDAO/きょうだい児 (@moririn_x1009) August 5, 2018
え…あ、はい。
精一杯頑張ります(;’∀’)
続く。
続きはこちらです。
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